賃貸について、多く寄せられる質問と、その答えをご紹介いたします。

 地域習慣や、物件の人気度合いなどにより異なりますが、 おおむね都内の人気物件であれば、家賃の6か月分強かかります。ですから、ゆとりを持って新生活を始めるには、引越し費用等その他諸々で7・8か月分は準備しておきましょう。

 基本的に大家さんが預かるお金です。何のために預かるかといいますと、大家さんも自分の財産を他人に貸す訳ですから、そのリスクに対する保険みたいなものです。皆さんにはそんなことはないと思いますが、滞納された家賃や、部屋の設備等が破損された場合の原状回復費用(元々在った状態に戻すこと)に充当することがあります。

原状回復(現状ではありません)というと難しそうな言葉ですが、「借りたものをちゃんと返す」ということです。ただ、モノは全て時間が経つと古くなって劣化します。基本的に時間が原因で劣化したものまでは入居者に元に戻す義務はありませんが、後でもめない為にも入居前に契約書の内容はしっかりチェックしましょう。

 入居する際に大家さんに「これからお世話になります。」という様な感じで、大家さんに渡すお金です。別に法的には支払う必要のないお金ですが、大家さんとの関係を円滑に続けるには、一定のものを支払うのが習慣になっています。

 大家さんと、入居者の間に立ち契約手続きにおいて仲介をした不動産屋さん(仲介会社)に対し支払う謝礼です。入居者が支払う金額は家賃の1ヶ月分 が大半を占めています。正確には賃貸住宅の場合、仲介会社が大家さんと入居者の双方からもらえる合計の仲介手数料の上限が、家賃の1ヶ月分と宅地建物取引 業法で定められております。

 消費税ですが、不動産業者さんの規模により消費税課税業者か非課税業者かに分かれています。課税業者の場合には、仲介手数料に対し消費税が課税されます。

 たいていの場合が、翌月分の家賃を先払いする形ですので、その月の日割り分の家賃と翌月分の家賃を契約時に同時に支払うのが通例になっています。 共益費は、家賃と込みになる場合もありますが、別途定めているケースがほとんどですので、毎月の支払いは家賃+共益費となります。

 何のための保険かと言いますと、入居者のための保険です。賃貸である以上、借りたものは原状で戻す義務があります。もし、入居者が火災を起こしてしまっ た場合や洗濯機等の水漏れで部屋を水浸しにした場合の、原状回復費は、ここから支払われます。保険料は部屋の広さや、契約期間、保険会社によって異なりま す。保険会社は、不動産屋さんが代理店契約をしているところになるのが一般的ではないでしょうか。

 退室する日付も引越しが1日で済めばいいですが、うまく日程が立たず、新居の契約の数日後になるケースもあります。この場合は家賃が2重にかかって しまいますので注意しましょう。(多くの場合が退室の1ヶ月前に不動産屋さんへ通告→退室することを告げてから1ヶ月は家賃が発生してしまう→10日間くらいは家賃が重なってしまいます。)

 後は、敷金の精算です。これは自分の付けた傷などによりますが、たとえ小さな傷でも、その部分のみ修復するのが不可能なものに関しては全部を取り 替えることになります。思わぬ費用がかかる場合がありますし、一番もめる事が多いところです。敷金の多くが戻って来ることを前提に引越しをしますと後が大 変です。注意して下さい。

 賃貸で住んでいる場合には、そのあと購入するにせよ、また借りるにせよ、多くの人は今の賃貸契約の解約手続きをするでしょう。大家さん(不動産屋さん)への連絡は部屋を出る何日前までにしなければならないのか。また、どの程度まで原状回復義務があるのか。これにより退室時にいくらのお金が必要になる のか、あるいは返ってくるのかが変わってきます。

 多くの場合が退室する1ヶ月前までに連絡する必要があります。要するに退室する旨を伝えてから、1ヶ月は家賃の支払い義務があるということです。

 あとは原状回復義務ですが、基本的には汚したり、壊した物を借りる前に在った状態(時間が経つことが原因で壊れた物については直す義務はありません)に戻せば良いわけです。しかし、どこからどこまでが入居者の責任なのかは、はっきり分けることができずもめる要素になります。ですから、初めから退室 するときには「どこどこを直していかなければならない。」と決められている場合があります。こんな場合は、ほとんど汚してもいないのに思ったより多くの支払いが生じることがあります。

 いずれの場合も、契約をする時点で説明されることなのですが、多くの人は「まぁ、不動産の契約はこういうものだ。」と思ったり、入居する方にばかり気がいっている為に退室のことがすっかり頭から抜けている場合があります。借りる以上、いつかは返すわけですから、返すときのことを十分考えておきましょう。

 また、すでに賃貸契約中の方については、契約書を見直したり、契約した不動産屋さんに聞いてみるなどして、今後の引越しの際にどのような負担になるのか、前もって確認しておきましょう。

 安心して生活していくためにはカギは重要な要素です。簡単にピッキングされてしまうようなカギでは安心できません。カギの種類も一般的な形式のカギやカードキー、暗証番号で開けるものから指紋で開けるものまで様々なカギがあります。今後もどんどん新しい形のカギが出てくるでしょう。それに伴いピッキングする側の技術も残念ながらどんどん上がってしまうかと思われます。

 ですから、今のカギが「最新のモノ」ということでずっと安心というわけではありません。本当に重要なのは、今のカギを簡単に別のカギに取り換えることや新しく補助キーを付けることが可能かどうかです。技術的にできないということはほとんど無いかと思いますが、賃貸の場合はカギも含めて家自体の所有権は大家さんのものです。大家さんの許可が無いとできない場合もあるでしょう。また、費用をどのような割合で負担するのか。それに新しいカギを大家さん(不動産屋さん)に渡す必要も出てくるでしょう。そうすると、暗証番号や指紋のカギは使いにくくなるでしょう。

 契約期間をまず確認しましょう。多くの場合が2年契約で継続する際には更新手続きをする。そして更新する際には更新料として、家賃の1か月分を支払う取決めになっていることが一般的になっています。その他、定期借家契約で「3年契約、更新はしない」というものもあります。物件の状況、大家さんの考え方で契約条件はさまざまです。

 退室するときの手続きが最も重要な要素の一つでしょう。退室をする場合には何ヶ月前に大家さん(不動産屋さん)に連絡しなければいけないのか。多くの場合が1ヶ月前通告になっていますが、確認しておきましょう。通知が遅れてしまうと引越し後も家賃を余計に支払う必要が出てしまいかねません。

 また、原状回復義務がどこまであるのか。基本的には故意又は過失で汚したり、破損したりした場合は入居者の負担で、時間が経って劣化したものに関しては大家さんの負担となるのが一般的です。しかし、その違いをはっきりさせるのは難しく、「壁のクロスは退室時に必ず入居者の負担で貼りかえる」という契約もあります。あとで予想以上に費用がかかった等ともめないためにも、契約書の内容は把握しておきましょう。

 そして、賃貸の場合には保証人が必要なケースがあります。人に保証人になってもらうケースや、自分が人の保証人になるケースもあるでしょう。もちろん契約者本人が何も問題を起こさなければ何もありませんが、保証人の義務はどの程度あるのかについては重要な事項です。不動産屋さんにしっかり確認しておきましょう。